「牛殺し」についてバラ科の落葉低木。カマツカが正式な名前で 鎌の柄にも使われていました。
なんとも激しい名前ですが 「はめ殺し」(永久に取り付けた状態にする事)など職人言葉の中にも「〜コロシ」は沢山在ります
非常に表面が滑らかなので牛の鼻輪に使用され 牛を勝手にさせないことが名前の由来といわれます。
新田次郎 著 「強力伝」」にも この牛殺しは登場します。
主人公は白馬岳山頂に五十貫(約187kg!)の石を持ち上げる強力(ごうりき)です。
自身の樫の背負子では役不足な為に 牛殺しの背負子で仕事を成し遂げるのです。
強度と柔軟性を持ち合わせた 牛殺しの背負子は素晴らしいですが 白馬岳山頂まで持ち上げた人間が存在したのも凄いですね。